現地事務局・団体概要

本会は、2001年7月から9月の間、森との共生をテーマに開催された「うつくしま未来博森のネイチヤーツアー&森の学校」のいわき版を作ることと、30~40年前にはどこにでもあった里山を市民の手によって再生して、その里山において市民が安全に気軽に楽しく利用できる仕組みを作ることをねらいとして、市民の有志が集まって2001年10月3日に発足しました。

環境問題の本質を理解するためには、生命の源である森林や土壌のことを知る必要があり、そして、そのためにはまず身近な自然に触れ合い、自然のもつ不思議に出合い、自然の仕組みを知り、自然のもつさまざまな働きに気付くことから始めることが、大切であると云われております。

ところが、現状は社会構造や生活様式の変化などから身近な自然と触れ合う機会が非常に少なくなっております。いままで、自然観察会を行う場所は自然公園や植生上の特徴のあるところなどが多かったと思いますが、うつくしま未来博ではどこにでもある裏山においてネイチヤーツアーコースを設計して多くの参加者を楽しませました。自然を観察するための切口次第でどのようなものにも発展させていくことができるということを体験することができました。
そこで、未来博における経験をいわきにおいて継承しようと考え、市内の有志に呼びかけ立上げたというわけであります。
今後多くの仲間を募りながら、さらに事業活動を発展させていくために、平成16年6月1日に、特定非営利活動促進法による法人として、NPO法人いわきの森に親しむ会として設立しました。